2009年12月17日

今日の雑感:人に認められると言うこと

伊藤の日々雑感が続いていて、すみません〜 でもなんだか、

 「そういうブログもなかなか面白いよ〜。」とか、
 「伊藤さんの人となりがわかるので、よかったらもっと書いて。」

と密かにご好評頂いているようですので、しばし続くかも知れません(笑)

* * *

私は、「頑固な人」だとよく言われます。
我慢強くて、弱音を吐かないタイプなんだと自分でも少し思います(笑)

どうしてか? それは、多分に育って来た環境だとは思います。
厳しいだけの親に育てられてきましたので、子供の頃、褒められたり、
認められたりしたことはありませんでした。
どんなに頑張っても、どんなに成績がよくても、どんなに表彰されても、
親から褒めてもらったことなど1度もなかったと思います。
でも、私の中では、親とはそういう一線を引いた存在だったので、
親が子供を褒めたり、親が子供と冗談を言い合ったりするなんて、
友達の話を聞いた時は、そっちの方の方が意外でした(笑)

だから、誰かに褒めてもらいたくて何かをする、とか、
褒められて伸びるタイプだ、という考えが、私にはあまりないようです。

いつも自分自身との戦いで、自分で自分が許せるか?
自分で自分の出した結果に納得できるか?....だったから・・・。

でも、仕事をするようになって、モチベーションが落ちそうになると、
初めて「人に認められる」ということを受け入れられるきっかけになった
日のことをよく思い出します。



* * *

高校を卒業後、メーキャップアーティストを目指していた私は、OLから転職して
専門学校に通いながら、化粧品業界で働いて、デパートに配属されました。
入社して半年くらい経った頃、私のいるセクションの売上が伸び悩み、
その立て直しのために、新しい責任者が来ることになりました。
戦々恐々としていると、その上司(もちろん女性)の初めての挨拶が、

 「伊藤さん、あなたのことは聞いているわ。
  メーキャップテクニックが上手くて、お客様もファンも多いんですってね。
  このセクションのメーキャップはあなたに任せるから、今日からよろしくね。」

こそばゆいような、居心地の悪い感じさえあったけれど、まんざらでもない気分でした。
この上司のもとで、戦力になって、セクションを立て直そう!と力が漲りました。
それまで、素人上がりの新人の私は、

 「販売力、売上がすべてなのよ!! メイクが上手いだけじゃダメ!」

と毎日叱られ、刷り込まれていたので、自分の能力が認められ、それを役立てようと
思わせてくれたその時の上司の人心掌握力は、すばらしかったと思います。

そういえば、私が面接を受けたその当時は、外資系の高級化粧品メーカーは、
短大卒以上か国産メーカー出身者でもデパート経験者しか採用されなくて、
採否基準の容姿のランクもとても高かったのです。
専門学校通いの素人で、ルックスもイマイチだった私を見て、面接担当のトレーナーは、

 「あなたの笑顔とてもいいわ!そういうのが大切なのよ。経験がなくても採用します。」

と言ってくれました。

ただが、笑顔。されど、笑顔。
笑顔など努力もなくできると思ったら大きな間違いです。
自分の気持ちや誠意を言葉だけではなく、どんな場面でも表情や態度で体現することは
接客業ではとても大切なこと。
それは、OL時代に役員秘書をしていた時にイヤと言う程、身に沁みていましたから、
それを認めてもらえたその瞬間、この会社に入って頑張ろう!と思えたのでした。

そして、

 「他者から認めてもらうってことは、こんなに心に勇気が湧くのか。」

ということを仕事を通して、知りました。

仕事は、常に自分との戦いです。
自分の仕事に言い訳や甘えなんて、持ってはいけません。
でも、その過程で、人に認められることが、その孤独な戦いを支えてくれるのです。

ただ、その「認めてもらえるかどうか?」「褒めてもらえるかどうか?」
これは、自分の日々の努力の積み重ねの結果で、最初から与えられるものではありません。

秋のドラマで香里奈と黒木瞳のフジテレビの『リアル・クローズ』で、
バリバリのキャリアウーマン、婦人服統括部長・神保美姫役の黒木瞳が、部下が次々と
美姫のハイスキルについていけずに挫折していく中で、

 「あなた、私に褒めてもらいたくて、仕事してたの!?」

っていうセリフがありましたが、秀逸でした。

そう、スタートは、誰かに褒めてもらいという気持ちであっても、
誰かに褒めてもらいために、仕事をするのではないのです。

 『一生懸命その使命を成し得た後に、賞讃される資格が得られ、認められるのだ』


cpiblog00939 at 00:00│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!■フラウ伊藤の日々雑感 

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